365Cloud
  • Microsoft 365
  • Azure
  • Dynamics 365
  • サービスメニュー
  • 事例
  • 技術ブログ
  • 会社概要
  • お問い合わせ
Microsoft 365の導入にIT導入補助金2025が使えます。

CASBとは

関連ページ

SSEとは:ZTNA・SWG・CASBから構成される次世代型セキュリティの概念について
 ZTNAとは :ゼロトラスト=「全ての通信を信頼しない」を前提に全てのアクセスを制御します
  Entra Private Access:ZTNAを実現するためのMicrosoftソリューションです

 SWGとは :インターネットを安全に通信するための手段です
  Entra Internet Access:SWGを実現するためのMicrosoftソリューションです

 CASBとは :クラウドサービスを安全に利用するために可視化と制御を行います [現在このページ]
  Defender for Cloud Apps:CASBを実現するためのMicrosoftソリューションです

クラウドサービスの利用が急増する中、企業の情報セキュリティはますます重要になっています。特に、シャドーITやデータ漏洩のリスクを管理するために CASB(Cloud Access Security Broker) が注目されています。本記事では、CASBの基本概念、必要性、主な機能、導入のポイントについて解説します。 

CASBとは?

CASB(Cloud Access Security Broker)とは、 クラウドサービスと企業ユーザーの間に介在し、セキュリティを強化するソリューション です。従来の境界型セキュリティ(ファイアウォールやプロキシ)では守れない クラウドの可視化・制御・保護 を提供し、企業のデータを安全に管理します。 

CASBは、クラウド上のデータを監視し、不正アクセスやデータ漏洩を防ぐためのルールを適用する役割を担っています。Microsoft 365、Google Drive、Salesforce、Dropbox など、企業が利用するSaaSやIaaSのセキュリティを強化するために導入されるケースが増えています。 

CASBの必要性

なぜCASBが必要とされるのでしょうか?その理由を以下にまとめました。 

① シャドーITの増加

従業員が会社の承認を得ずにクラウドサービスを利用する「シャドーIT」が問題になっています。CASBを導入することで、 どのクラウドサービスが使われているか可視化し、不適切な利用を制御 できます。 

② データ漏洩リスクの増大 

クラウド上のデータは、アクセス制御が適切でないと簡単に外部へ流出するリスクがあります。CASBは、 データの暗号化やDLP(データ損失防止)機能を提供し、機密情報の漏洩を防ぎます。 

③ クラウド利用のコンプライアンス対応

企業がクラウドを利用する際、GDPRやHIPAAなどの規制に準拠する必要があります。CASBは アクセス制御や監査機能を提供し、コンプライアンス対応をサポート します。 

④ ゼロトラストセキュリティの実現

クラウド時代には、「信頼できるネットワーク内にいれば安全」という考え方は通用しません。CASBは、 ゼロトラスト(常に検証を行うセキュリティモデル)に基づき、クラウドアクセスを厳格に管理 できます。 

CASBの主な機能

CASBには、大きく分けて 4つの主要機能 があります。 

① 可視化(Visibility) 

② データセキュリティ(Data Security) 

  • DLP(データ損失防止)機能 により、機密情報の不正な共有や外部送信をブロック 
  • 暗号化 や トークナイゼーション により、データの保護を強化 
  • クラウドストレージ上の 機密ファイルのアクセス制御

③ 脅威防御(Threat Protection) 

  • マルウェアやフィッシング攻撃の検出・防止 
  • ユーザーの異常な行動をAIで分析 し、不正アクセスを防ぐ 
  • クラウドアカウントの乗っ取りを防止 するセキュリティ機能 

④ コンプライアンス管理(Compliance) 

  • ログを記録・分析 し、コンプライアンス違反を検出 
  • GDPR、HIPAA、ISO27001などの 法規制に準拠したセキュリティ対策 を提供 
  • ユーザーごとの アクセスルール設定や監査レポートの作成 

CASBを導入するには?

CASBを導入する際のポイントを解説します。 

① 自社のクラウド利用状況を把握する 

まず、現在 どのクラウドサービスが利用されているのか可視化 しましょう。シャドーITがどの程度存在するのかも重要なポイントです。 

② どのCASBソリューションを選ぶか決める 

CASBには、主に API型・プロキシ型・エージェント型 の3つの導入方式があります。 

  • API型:主要なSaaSと直接連携し、データ保護やアクセス制御を行う(Microsoft 365、Google Driveなどに最適) 
  • プロキシ型:インターネットの通信を仲介し、リアルタイムでクラウドアクセスを制御(広範な制御が可能) 
  • エージェント型:エンドポイントにエージェントをインストールし、クラウドアクセスを管理(デバイスごとの制御が可能) 

どの方式が自社に適しているかを検討 し、最適なCASBを選定しましょう。 

③ ポリシーを設計し、適用する 

CASBを導入するだけでなく、 企業のセキュリティポリシーに基づいたルールを設定 することが重要です。例えば、以下のようなポリシーを適用できます。 

  • 特定のクラウドサービスへのアクセスを禁止 する 
  • 社外ネットワークからの機密データダウンロードを制限 する 
  • 従業員が使用できるクラウドアプリをホワイトリスト化 する 

④運用・監視を継続する 

CASBは導入して終わりではなく、 継続的な監視と改善が必要 です。ログを分析し、従業員のクラウド利用状況を把握しながら、ポリシーを最適化していきましょう。 

まとめ

CASBは、 クラウドセキュリティを強化し、シャドーIT対策やデータ漏洩防止、コンプライアンス対応を実現するソリューション です。企業のクラウド利用が進む中で、その必要性はますます高まっています。 

CASB導入のポイント 

  • クラウド利用状況を可視化する 
  • 最適なCASBの導入方式を選ぶ 
  • セキュリティポリシーを適用し、データを保護する 
  • 継続的に監視し、運用を最適化する 

クラウド活用が進む今こそ、CASBを導入し 安全なクラウド利用環境を整えましょう! 

CASBを導入しよう!

ネットプロではCASBの導入を得意としております。
お気軽にお問い合わせください。
Microsoft Defender for Cloud Appsのページはこちら

関連ページ

SSEとは:ZTNA・SWG・CASBから構成される次世代型セキュリティの概念について
 ZTNAとは :ゼロトラスト=「全ての通信を信頼しない」を前提に全てのアクセスを制御します
  Entra Private Access:ZTNAを実現するためのMicrosoftソリューションです

 SWGとは :インターネットを安全に通信するための手段です
  Entra Internet Access:SWGを実現するためのMicrosoftソリューションです

 CASBとは :クラウドサービスを安全に利用するために可視化と制御を行います [現在このページ]
  Defender for Cloud Apps:CASBを実現するためのMicrosoftソリューションです

お気軽にお問い合わせください。お問合せする
365Cloud
  • Microsoft 365
  • Azure
  • Dynamics 365
  • サービスメニュー
  • 事例
  • 技術ブログ
  • 会社概要
  • お問い合わせ

プライバシーポリシー | © 2023 365Cloud.