Azure Virtual Desktop(AVD)
Azure Virtual Desktop(AVD)とは
Azure Virtual Desktop(AVD)とはMicrosoft社が提供するデスクトップ仮想化(VDI)サービスです。
様々な構成に対応できるため、自社のデスクトップの利用環境に最適なVDIを提供することができます。
[構成図]
Azure Virtual Desktop(AVD)のメリット
- 究極のデバイス管理
クラウドサービスのため、ハードウェアをメンテナンスする必要はありません。また、各デスクトップは一元管理することができるため、管理手順をシンプルにして工数を削減します。 - リソースの有効活用
マルチセッション構成の場合、1台の仮想マシン(VM)を複数のユーザーで利用できます。通常のPCの場合は、CPUやメモリはユーザー1人で占有していますが、AVDではCPUやメモリを複数のユーザーで共有できるため、リソースを有効活用することができます。 - ハイブリッドワークへの対応
リモートワーカーにも、会社内と同じデスクトップ環境を提供することができます。また、社外の取引先などの外部ユーザーが利用することもでき、どんな環境からでも、スムースに協働作業を行うことができます。 - 高セキュリティ
セキュリティも一元管理ができます。特にリモートワーカーや外部ユーザーなど、セキュリティレベルを管理しにくいユーザーも、社内レベルにあわせることができます。
・データをローカルPCに保存させない。
・使用アプリケーションの制限
・通信先やポートの制限
Azure Virtual Desktop(AVD)の構成例
スモールプラン | ミディアムプラン | ラージプラン | |
---|---|---|---|
Azure費用(月額)[税別] | 23,911円 | 54,181円 | 109,952円 |
参考ヘビーユーザー数 | 1 | 4 | 16 |
参考ミドルユーザー数 | 2 | 8 | 32 |
参考ライトユーザー数 | 4 | 16 | 64 |
VMサイズ | 2vCPU、16GiBメモリ | 4vCPU、32GiBメモリ | 8vCPU、64GiBメモリ |
ホスト数 | 1 | 1 | 1 |
ストレージ | Standard SSD 512GB | Standard SSD 1TB | Standard SSD 2TB |
送信データ転送 | 100GB | 500GB | 1TB |
OS | Windows 10/11 | Windows 10/11 | Windows 10/11 |
Azure Virtual Desktop(AVD)のコスト
初期費用
- 構築費50万円(標準構成の場合)
ランニング費用
- Azure費用
VMやコントロールプレーンやストレージなどのサーバー費用 - ユーザー費用
アクセスするためのユーザーライセンスの費用
組織内ユーザーの場合(元々ライセンスを所有している場合は追加不要)
・Microsoft 365 Business Premium 3,298円/月・ユーザー
・Microsoft 365 E3 5,397円/月・ユーザー
・Microsoft 365 E5 10,254円/月・ユーザー
組織外ユーザーの場合
・ユーザーごとのアクセス価格 1,412.55円/月・ユーザー