WVDのタイムゾーン設定

Windows Virtual Desktop(WVD)では、タイムゾーンがデフォルトで「(UTC)協定世界時」になっています。デスクトップでタイムゾーンを変更しても、次回ログインするとUTCに戻ってしまいます。

リモートデスクトップのタイムゾーンリダイレクトを行い、RDP接続元端末のタイムゾーンを反映するように設定します。
WVDはドメインに参加しているため、ポリシー変更はActive Directoryのグループポリシーを変更する必要があります。当該環境ではAzure Active Directory Domain Services(AADDS)を使用しているため、WVDからAADDSのグループポリシーを設定します。

まず、Windows10用のリモートサーバー管理ツール(RSAT)をダウンロードします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/confirmation.aspx?id=45520

一番近いと思われる!?「WindowsTH-RSAT_WS_1803-x64.msu」を選択しました。

インストールが完了したら、「スタート」>「Windows管理ツール」>「グループポリシーの管理」を開きます。

「フォレスト:[ドメイン名]」>「ドメイン」>「[ドメイン名]」>「グループポリシーオブジェクト」>「AADDC Computers GPO」を右クリックして「編集」をクリックします。

「コンピューターの構成」>「ポリシー」>「管理用テンプレート:ローカルコンピューターから取得したポリシー定義(ADMX)ファイルです」>「Windowsコンポーネント」>「リモートデスクトップサービス」>「リモートデスクトップセッションホスト」>「デバイスとリソースのリダイレクト」をクリックして「タイムゾーンリダイレクトを許可する」を開きます。

「有効」を選択して「適用」ボタンをクリックして完了です。

WVDを業務時間中のみ起動させる(スケジュール自動起動・シャットダウン)

Windows Virtual DesktopはAzure VMで稼働しているため、使用していない時間はシャットダウンしていれば、その分コストを抑えることができます。仮に1日8時間起動であれば、コストは3分の1になります。

Azure VMではスケジュールで自動起動・自動シャットダウンする機能がありますので、設定してみたいと思います。

ここでは、平日の午前8時に自動起動し、午後8時に使用していなければシャットダウン、午前0時にも使用していなければシャットダウンをします。
D4s V3タイプの場合、常時稼働で月額15,698円のところが、上記稼働の場合は月額5,604円に抑えることができます。

“使用していなければ”とは、CPU稼働率5%をしきい値としています。CPUが5%以上動いていればシャットダウンしません。(使っている人がいるのに突然シャットダウンしたら嫌ですからね)

更に、VMがシャットダウン中に急に使わなくてはいけなくなった場合のために、スマホアプリからリモート起動できるようにします。

Automationアカウントの作成

Marketplaceから「オートメーション」を開きます。

アカウント名や場所を設定して「作成」をクリックします。

VMの開始/停止ソリューションの設定

Automationアカウントを開きます。

作成したAutomationアカウント名をクリックします。

関連リソースの「VMの開始/停止」画面を開き、「詳細を表示して、ソリューションを有効にします」リンクをクリックします。

「作成」をクリックします。

ワークスペースを選択します。

パラメータを設定します。

追加設定

上記の設定で不足している設定を行います。
まず、起動スケジュール設定のタイムゾーンを日本にして、月~金のみ起動するように設定します。

共有リソースの「スケジュール」を開き、「Scheduled-StartVM」をクリックします。

タイムゾーンを「日本」、週のうち月~金にチェックを入れます。

デフォルトで有効になっているシャットダウンスケジュール設定「Scheduled-StopVM」は、CPUの稼働率を考慮しないので、CPU稼働率に応じてシャットダウンする「Schedule_AutoStop_CreateAlert_Parent」を設定します。

まず、「共有リソース」>「スケジュール」から「Scheduled-StopVM」を開いて、スケジュールを無効に設定します。

次に、「Schedule_AutoStop_CreateAlart_Parent」を開きます。

「有効」にして、シャットダウン時間等を設定します。

2つ目のシャットダウンスケジュールを追加します。

プロセスオートメーションの「Runbook」から「AutoStop_CreateAlert_Parent」を開き、リソースの「スケジュール」を開きます。

0時に動作する追加のスケジュールを設定します。

アクションパラメータを設定します。

20時と0時の2つのシャットダウンスケジュールができました。

シャットダウン条件は「変数」画面でパラメータを設定します。
ここでは、「External_AutoStop_TimeWindow」(条件の分析時間)をデフォルトの6時間から15分に変更しています。

WVDにOffice365ProPlusをインストール

Windows Virtual Desktopには、Officeはそのままではインストールできません。
Office365ProPlusのインストール方法です。

Office展開ツールページにアクセスして、「Download」ボタンをクリックします。

https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49117

ライセンス同意にチェックを入れて「Continue」をクリックします。

ファイルを解凍し、設定ファイルを生成します

コマンドラインからSetup.exeを実行します。
Setup.exe /configure configuration.xml

インストール完了

Windows Virtual Desktop(WVD)プレビューを構築

Windows Virtual Desktopプレビューを構築してみます。

WVDへの接続は専用クライアントソフトからとWebクライアントからの2通りがあります

専用クライアントソフトは下記よりダウンロードできます。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2068602

Webクライアントアクセスは下記より接続できます。
https://rdweb.wvd.microsoft.com/webclient